Amazonスポンサーブランド広告枠がさらに拡大!ブランド登録セラーがより有利に

2020年(時期不明)より実装された、スポンサーブランド広告枠の拡大は、思いの外インパクトが強そうです。スポンサーブランド広告は従来、一度作成・審査を通過したキャンペーンはその後のクリエイティブの修正ができなかったのですが、「クリエイティブ」→「修正」より、しれっと編集が可能に。いつから実装となったのか定かではありません。

これと同時期に、スポンサーブランド広告に「カスタムイメージ」を追加する画面も実装されました。未だ「ベータ版」ということでAmazonも正式リリースと謳っておりませんが、Amazon広告においては、表示面積、及びその効果が無視できないものとなっております。

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スポンサーブランド広告枠の拡大

執筆時点で公開されているスポンサーブランド広告枠の範囲(セラーセントラル)は、下記となっております。

  • 検索トップ(PC)
  • 検索トップ(SP)
  • 検索フッターアイコン(PC)
  • 検索フッターアイコン(SP)
  • 検索スーパーバナー(PC)

しかし、ここにベータ版として、カスタムイメージを付した「商品ターゲティング」スペースへの表示、及び検索トップ(SP)におけるイメージが確認できています。

スポンサーブランド広告の表示

※「商品ターゲティング」スペースへの表示

savas スマートフォン表示時におけるブランド広告枠

※検索トップ(SP)の表示

表示面が非常に大きく、イメージ素材を使うことができるため訴求力が高まります。しかしここでは、加工・イラスト・デザインを加えたイメージは使用できません。有名人・著名人を使ったイメージは許されています。

また、他社商標への表示も確認しています。SP表示時においては、スポンサーブランド広告と、スポンサープロダクト広告を両方使用することで、一面をジャックできてしまいます。これはかなりの訴求力を持ちます。

ブランド登録を行っていないブランドホルダーはお急ぎを

GoogleやYahoo!の広告と異なり、指名検索への表示が無法地帯のAmazon広告において、スポンサーブランド広告はもはや無視できない存在となっております。

去年までのスポンサーブランド広告は、「コスパが悪い」「管理が面倒」など、検索パイがGoogle等と比較して圧倒的に少ないAmazonにおいて、売上にさほど影響はありませんでした。しかしここに来て、嫌でも目につくようになったこともあり、そしてスポンサーブランド広告は「ストアへ誘導できる」強みがあるため、楽天のように客単価の向上を狙うことができます。スポンサーブランド広告が拡大すれば、転売セラーへの影響も大きくなり、ブランドホルダーがより優位になることでしょう。

スポンサーブランド広告は当該ブランドの商標を取得していれば、ブランド登録を行うことで開始できます。この変更はブランドホルダーにとってメリットしかないため、まだ開始していない方は、お早めに実装されることを推奨します。

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